【基礎知識②】ウイスキーの５大産地と特徴
こんにちは！kinuzonoです。
今日は、ウイスキーの基礎知識2回目、ウイスキーの産地とその特徴をご紹介いたします。私は、まだまだウイスキー中級者くらいだと思っているのですが、だんだん自分が好きなウイスキーって分かってきたりしますね。やっぱり、それぞれ特徴があるんですよね。地域だったり、造り方だったり、それが奥深いところなんですけど…(*^^*)
とはいっても、好きなウイスキーだけ飲み続けるっていうよりも、まだいろんなウイスキーを飲んで制覇するぞって感じの勢いなので、飲んだことのないウイスキーをどんどん飲んで、ここで紹介していけたらいいなって思います。
ウイスキー５大産地
３、カナダ （カナディアンウイスキー）
５、日本 （ジャパニーズウイスキー）
ウイスキーの歴史が一番古いのはアイルランドですので、そこからイギリス、アメリカ、カナダ、日本へと伝えられたことがわかるようにヨーロッパ中心の地図にしてみました。
1、アイルランド
とろりとした舌触りとまろやかな風味が特徴的。アイリッシュ・ウイスキーと呼ばれ、このブログでは「アイリッシュ」と分類しています。
英国ブリテン島の西に位置するアイルランド島で生産されるウイスキーの総称。大麦麦芽、未発芽の大麦、ライ麦、小麦などを混ぜて原料とし、大型単式蒸溜器で３回蒸溜して熟成したものを「ストレート・アイリッシュ・ウイスキー」と呼びます。
スコットランドより古い歴史を持つといわれるアイリッシュ・ウイスキーですが、特徴としては、もともとピートによるスモーキー・フレーバーがないぶん、スコッチ・ウイスキーのブレンデッドと比べて、かなりすっきりした味わいになっています。
２、スコットランド
ピートを焚くことによるスモーキー・フレーバーが特徴的。スコッチ・ウイスキーと呼ばれ、このブログのカテゴリーでも「スコッチ」と分類しています。
スコットランドで蒸溜、熟成、ボトリングされたウイスキーを総称して、スコッチ・ウイスキーと呼びます。製造法の違いからモルト、グレーン、ブレンデッドの３種類に分類されます。
スコッチ・ウイスキー３タイプ
もっとも個性を主張する。ピート（泥炭）の煙臭をしみこませた大麦麦芽（モルト）だけを原料に、オーク樽で熟成させたもの。ピートと樽の香りには、蒸留所の数だけ個性がある。
②グレーン・ウイスキー
穏やかな個性で飲みやすい。トウモロコシ約８割に大麦麦芽約２割を混ぜて、連続式蒸留機で蒸溜したもの。ピート香がなく、ソフトでマイルドな味わいが特徴。
③ブレンデッド・ウイスキー
モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドしたもの。１０～５０種のモルトをヴァッティングしてベースを造り、そこにグレーンをブレンドする。複雑で奥深い味わいが特徴。
３、カナダ
豊かな香りとライトな飲み口が特徴的。カナディアン・ウイスキーと呼ばれ、このブログでは「カナディアン」と分類しています。
日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、アメリカやカナダでは耐寒性があるライ麦の栽培が盛んで、その使用比率が５１％以上であれば「ライ・ウイスキー」と呼ぶことができます。「ライ麦畑でつかまえて」（著：サリンジャー）のライ麦ですね。パンでも良く食べられます。
このライ麦が軽快なフレーバーとライトな飲み口を作っている感じがします。
４、アメリカ
独特の赤みと香ばしさを持つバーボン・ウイスキーが中心。アメリカン・ウイスキーと呼ばれますが、アメリカのウイスキー生産量の約５０％を占めるのがバーボン・ウイスキーですです。このブログでは、「アメリカン」と分類しています。
生産量でいうと、ストレート・ウイスキー（２年以上熟成されたもの）が約半分を占めますが、その大部分がバーボン・ウイスキーです。ストレート・ウイスキーにはバーボンのほか、ライ、コーン、モルト、ライモルトなどがあり、これらは製法の違いや原料の割合によって振り分けられます。
①ライ・ウイスキー
原料にライ麦を５１％以上使用して、オーク樽で熟成されたもの。
②バーボン・ウイスキー
原料にトウモロコシを５１％以上８０％以下使用して、オーク樽で熟成されたもの。主な生産地はケンタッキー州。
③コーン・ウイスキー
原料にトウモロコシを８１％以上使用して、オーク樽で熟成されたもの。
バーボン・ウイスキーの内、テネシー州で造られたもの。ケンタッキー州の生産と区別して呼ばれることがある。
５、日本
スコッチ・ウイスキーを手本に造られているものの、ピート香は抑えられ、繊細な味わいを持つ。それぞれの国内メーカーで発展してきたもの。日本の良質な水で造られたウイスキーは、日本人に合うし、国際的にも評価が高まっている。
ジャパニーズ・ウイスキーと呼ばれ、このブログでは「ジャパニーズ」と分類しています。
以上、参考になれば嬉しいです。
日本でも、もっとウイスキーの良さを多くの人に知ってもらいたいです(*^^*)
ではまた。
